風にふかれて



      2012-07-18 (Wed)  尾瀬ガ原の夏


     ♪Chopin Nocturne No.20 in C Sharp Minor♪
   http://www.youtube.com/watch?v=qrqdey-9CKY&feature=related




 午前4時30分、我が家を後にした。尾瀬へ行くのは5〜6年ぶり。

 今の時期はマイカー規制されているので、戸倉の第二駐車場にマイカー駐車。

 駐車料金は24時間1000円だ、そこから乗り合いバス、もしくはタクシーで鳩待

 峠へ共通乗り合い券で一人900円、定刻発も有るが、有る程度人数か纏ったら、

 その都度出発しているようだ。 なお、鳩待峠手前のゲートが開くのは午前5時で

 それまで、乗り合いバスも待たされる。ようやく、鳩待峠に到着したのが午前5時

 10分ごろ私の乗ったバスが、今日の一番乗りしたようだ。 人は殆ど居なかった。

 私は下車してその足で、山の鼻を目指して歩き出した。 一人すたすた慣れたよ

 うな足取りで進んでいたところ、振り向いたら後には人気が全く無くなっていた。

 木々に覆われ薄暗い道、"熊と遭遇"が脳裏を過ぎった、熊が出没しやすい時間帯

 は早朝と夕暮れ時と言われている。おまけに、我が家のアニマルガーデンと同じよ

 うな獣の臭いが・・ 一瞬緊張が全身を走った。これで、ガサガサとした物音やウー

 とドスノ利いた低い叫び声が聞こえたら間違いない!! 足を止めを耳を澄ましたが

 異常なし、チョッと安心して、私は思わずワンワンと犬の鳴き声しなが歩き始めた。

 今日は熊避けの鈴も持って来なかったので猟犬になりきって、熊の出そうなエリア

 を一人吠えながら歩き続けた、人と出くわしたら笑われてしまうが・・・・

 やがて視界が開けて来て山の鼻のロッジが見えてきた。山の鼻の無料休憩所で

 10分程度、休んでからいよいよ、いざ尾瀬ヶ原へ

 尾瀬ヶ原は広大な湿地帯で人に踏み荒らされないように木道が左右2本道のように

 延々と張り巡らされて。なお、2本の木道は原則右側通行。延々と伸びる木道の

 遥か彼方に聳える山が燧ケ岳(2356m) カッコー、ウグイス、コマドリ、ノビタキ等の

 小鳥達が美声を競うようにこだまする。快いそよ風、風の流れにスイングするように

 草がなびく。そしてお目当てのニッコウキスゲがちらほら見えてきた、ただ、思った

 程多くは群生していなかった。未だ時期が少々早いのか、固体が減少しているの

 か定かではないが・・・


 多く群生しているのは2箇所程度だった。それでも十分満足だ。広大な植物の

 楽園に違いない。今日は20キロ近く歩いたが、疲労感は全くない、自然の

 美しさに感動し酔い痴れた一日だった。



 pohto data

 Camer Nikon D60
 lens AF-S Nikkore 55-300mm
     AF-S Nikkore 18-70mm

  phote by hiroaki kitamura